GINZA Q&A
自転車は、快適で便利な乗り物。環境対策面から注目されるばかりでなく、銀座周辺には住宅が増えていますので、通勤やお買い物に自転車を利用する方が多くなってきました。しかし、交通マナーを守らない走行は歩行者や車にとって危険なばかりではなく、路上への駐輪は、街並みを雑然とした印象にしてしまいます(銀座での自転車走行ルールについては、2月号でご紹介しました)。
路上違法駐輪は年々増えており、銀座街づくり会議で、2013年末に調査したところ、銀座エリアにおける違法駐輪台数は平日で約1700百台、休日で約1130台もありました。
銀座には、公共の駐輪場があります。
場所は銀座三越の地下。三原通りからエレベーターで入庫できます。朝9時から深夜1時まで利用可能で、2時間までは無料、それ以降は4時間ごとに100円ですから、ゆっくりお買い物を楽しんでいただいても安心です。駐輪台数は192台です。
また、中央区は2015年春、銀座と京橋の間を走る東京高速道路高架下を利用して、西銀座通り高架下に118台、昭和通りの1本西側の高架下に50台、昭和通り高架下に39台の駐輪場を新たに設置しました。
さらに今後、「銀座5丁目プロジェクト」(2015年度開業予定)では、地下に50台、「6丁目再開発事業」(2016年11月竣工予定)では、地下に400台の駐輪場が整備されることになっています。
銀座街づくり会議では銀座における交通グランドデザインを描くための勉強会やシンポジウムを行って、銀座での公共交通のあり方、安全で楽しい歩行者空間づくり、自転車や自動車とのつき合い方、荷捌き駐車などについて議論しています。自転車については、たとえば、銀座内のある区域では規制時間内は自転車走行禁止として押して歩いていただくこと、ある区域では路上駐輪の徹底禁止、などのルールを決めていく予定です。
銀座に自転車でいらっしゃるお客さまには、路上駐輪をせず、公共駐輪場を利用してくださいますようお願いします。
(銀座街づくり会議 竹沢えり子)