プラチナボーイ 着尺、角帯 、九寸名古屋帯
美術学校に通う夢見る高校生は、自分の中に潜む織音の記憶を手繰り寄せるように、そのまま美術大学の進路へ。
あれから60年の時が過ぎ、その母の背中を追うように優子さんも同じ道を歩むようになりました。
都心の工房では機音が響き、お二人の指先に走る瑞々しい幾数本もの染糸は心の思いを奏でるように織り成され、着物や帯となってゆきます。
やわらかな物腰で、「プラチナボーイも織り上がりましたよ。いかがでしょうか。」
その声の響きの底にある覚悟とほとばしる情熱は、私たちの着姿に揺るぎない自信を与えてくれます。
会期:2024年10月18日(金) ~20日(日)
場所:銀座もとじ 和織、男のきもの、オンラインショップ
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ和織 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
(電話受付時間 11:00~19:00)
ぎゃらりートーク
藤山千春氏と優子氏をお招きしお話を伺います。
日時:10月19日(土)10~11時
場所:銀座もとじ 和織
定員:40名様(無料・要予約)
作品解説
日時:10月20日(日)14 ~14時半
場所:銀座もとじ 和織
定員:10名様(無料・要予約)
作家在廊
10月19日(土)11~18時
10月20日(日)11~16時
藤山千春さんのご紹介
1944年 東京都品川区に生まれる
1962年 女子美術大学附属高校 卒業
1966年 女子美術大学工芸科 卒業
柳悦孝氏(後の女子美術大学学長)に師事
1968年 染織創作活動を開始
1976年 「錦霞染織工房」を設立
品川区伝統工芸保存会会員
織りの道を歩み56年。
「自分にとらわれすぎないこと、偶然から生まれるものを大切に」、と、千春さんは優子さんがお腹にいる時も子育ての時も決して機から離れず織り続けました。四季を通し、人と人が育み、営む、全ての感謝の気持ちが吉野間道をはじめ、表情ゆたかな帯や着物へと織り成されています
「織の記憶」は真心です。
銀座もとじ和織 2010年初催事、2014年、2019年/ 2020年藤山千春・優子展開催、2020年40周年記念展出品