猩猩に上り鯉下り鯉図 三幅対友禅染掛軸 (江戸時代 元禄期 1688~1704年)
江戸時代の元禄期に開花した友禅染め。
扇絵師“宮崎友禅斎”の描く扇絵は大変な人気となり、描く画風を着物の意匠に取り入れ模様染めの分野に生かされたのが“友禅染め”の誕生となったと言われています。
文政年間の創業以来、手描友禅の染匠の名家として200年の歴史を誇る田畑家、脈々と受け継がれてきた意匠美、
田畑ブルーとも言える透明感溢れる藍色を基調に普遍的な気品を宿す新作を発表します。
「宮崎友禅斎 三幅対」をご鑑賞いただきながら、五代田畑喜八の今様の美をご堪能ください。
猩猩に上り鯉下り鯉図 三幅対友禅染掛軸
(江戸時代 元禄期 1688~1704年)
本品は、加賀百万石で知られる前田候が、晩年金沢の地に移った宮﨑友禅斎に制作を依頼して各大名に配ったとされる掛軸群の一つである。猩猩や鯉の図はいうに及ばず、一文字から表装のすべてが一枚の絹地に友禅染で染め上げられている。生き生きとした絵は友禅斎晩年の面目躍如で、運筆の妙、巧みな技法など見事な出来栄えである。
会期:8月21日(水) ~25日(日)
場所:銀座もとじ 和染、男のきもの、オンラインショップ
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ和染 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
(電話受付時間 11:00~19:00)
ぎゃらりートーク
五代 田畑喜八氏をお迎えし、作品やものづくりについてお話を伺います。
日時:8月24日(土)10~11時
場所:銀座もとじ 和染
定員:40名様(無料・要予約)
作品解説
日時:8月25日(日)14 ~14時半
場所:銀座もとじ 和染
定員:10名様(無料・要予約)
作家在廊
8月24日(土)11~18時
8月24日(土)11~16時