旦ナビ
2018.09.01
今回のゲストは、来年創業140周年を迎える時計宝石商・株式会社ホッタの社長、堀田峰明さんです。
まず、はじめに訪れたのは、作家物の器を中心に展示しているギャラリー日々(にちにち)さん。
お気に入りの器でお酒や料理を楽しむのがお好きな堀田さんがご案内下さったお店は、銀座松屋の裏、街の喧騒から離れた静かな通りにあるビルの三階でした。お店に入ると、障子の窓から差し込む柔らかな光と樹齢800年余りの無垢の杉テーブルが出迎えてくれます。
今年の2月に、13年間続けた並木通り5丁目の場所から、こちらに移転されたばかりで知る人ぞ知る隠れ家的存在のように思いましたが、器と銀座を愛してやまない長いお付き合いのお客様をはじめ、移転と共に始めたインスタグラム(@ginzanichinichi)をご覧になって初めて訪ねて下さる方々まで、老若男女問わず、毎日の暮らしを大切に過ごす器との出会いや会話を楽しみにいらっしゃる、とても居心地の良い空間です。
また、一か月のうち半分以上は作品展が行われていますので、陶器、ガラス、木工など、さまざまな作品をご覧になることが出来ます。作家さん在廊日には、直接、いろいろなお話を伺うこともできるので、より、作品が身近に感じられそうですね。
旅先で手仕事の作品と出会う機会はあっても、ギャラリーというと、少し敷居が高い気がして、なかなか作品展にまでは足を運ぶこともありませんでしたが、今回、お店の方に作り手の思いを聴きながら、作品のひとつひとつをゆっくりと見ることで、今までとは違った視点が生まれた気がして、とても新鮮で楽しいひとときでした。
上質な暮らしを彩る器との出会いを求めて、気軽に覗いてみられてはいかがでしょうか。
日々器を堪能した後に向かった先は、堀田さんから「マニアックな品揃えの酒屋さんがありますよ」と聞き、GINZA SIX地下2階「いまでや」さんへ。
蔵元直送の地酒、本格焼酎、日本ワインなどを豊富に取りそろえています。お店に入ると、お酒の並ぶ棚の前でじっくりと品定めをされているお客さんが多くいらっしゃいました。ご自身用はもちろんのこと、贈答品も多いとのこと。お酒のスペシャリストであるお店の方が丁寧に、お酒の紹介をしてくださいます。
さらに、こちらのお店では、有料で試飲ができるバーカウンターが併設されています。試飲は全てワイングラスで提供しており、日替わりで10種類以上のお酒を楽しむことができます。
またお酒好きの方はもちろん、そうでない方にもおすすめできる厳選された商品が並んでいます。日本の和を意識した、木のぬくもりを感じる暖かな店内で、ゆっくり・じっくりお酒を選ばれてみてはいかがでしょうか。
いまでや次に向かったのはセレクトショップとして60年以上の歴史を誇る「サンモトヤマ」さんへ。今回はレディスや宝飾品を扱う新本店ではなく、メンズやアートを扱う、並木通りとみゆき通りの角にある銀座凮月堂ビル4階「サンモトヤマ アート・ライブラリー」へ伺いました。
お店に入った瞬間にパッと目を引く鮮やかなペルシャ絨毯に、ゆったりとした椅子、古伊万里や李朝の家具達。
世界中から集められた商品が、サンモトヤマさんの「和える」というコンセプトによってそれぞれの美しさをひきたてつつも調和した空間が出迎えてくれました。
こちらのフロアは、男の隠れ家を意識した設えで、家具や絨毯、洋服、そして器など品質とセンスの良い選りすぐりの商品が並んでいます。
取材にお伺いした際に展示されていた器は、古伊万里でした。現在でも、国内外で評価が高く、日常で使う器から観賞用としても選ばれる方が増えているそうです。
以前堀田さんが購入されたお猪口もありました。適度な薄さで持ったときの感触が心地よく、作られた江戸中期からの時の流れも感じながらこの器を楽しまれているとのこと。
サンモトヤマさんの目利きで世界中から選ばれた品々は、すべてが上質で心地の良いライフスタイルの美にふさわしい逸品ばかりです。
古今東西の美の融合を体感できるサンモトヤマ独自の空間で、ゆったりとアートな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
サンモトヤマ アート・ライブラリー2017ミスアース群馬代表・全国大会4位ミス・ファイアー受賞。同年2017Miss Tourism queen of the year世界大会へ日本代表として出場し、各国の出場者達の投票によって決まる、ミスフレンドシップ賞を受賞。現在はモデル・MCとして活躍中。
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