高橋隆太×高嶋ちさ子

2014.07.09

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんに、ゲストの方をお迎えして銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、銀座を中心に店舗展開されている箸専門店「銀座夏野」の店主、高橋隆太さんです。

子ども用の箸や食器のブランド「小夏」も展開しています

高嶋さん: お箸や食器のデザインはご自身でもされるんですね。
高橋さん: はい。いい木で作ってもらいに行ったり、塗る職人さんにお願いに行ったり、デザインしたものを形にしてもらうため、全国を回っています。北海道から九州、沖縄まで、日本各地にお願いしている職人さんがいるんですが、ほとんどの場所へ車で行っているんですよ。
高嶋さん: アクティブですね！
高橋さん: そうですね。新しい職人さんを見つけるのも仕事ですから、道なき道を行くこともあります。でも、食器を作る町には、おいしい料理の文化も発展しているんです。だから、職人さんに会って、その町の方たちと一緒にお酒を酌み交わして。楽しいですよ。
高嶋さん: 旅行みたいでいいですねー。
高橋さん: 漁師さんと一緒に漁に出たり、マツタケの山へ案内してもらったりもしました。楽しくお仕事させていただいています。
高嶋さん: 「銀座夏野」さんでは、子ども用の食器が多いのもいいですよね。それも高橋さんの提案なんですか？
高橋さん: はい。「小夏」というブランドで展開しています。私も父親として、やっぱり子どものうちからいい食器で育てることが大切だと思っているので。
高嶋さん: 子どもに食のマナーや文化を啓蒙していくのは大事ですよね。
高橋さん: そう思います。お箸も、子どもの成長に合わせて、手のサイズに合ったものを使わせていれば、教えなくても自然と覚えてしまうものなんですよ。
高嶋さん: そういえば、うちも教えてないかも。
高橋さん: お茶碗も子どもの手のサイズに合うものを使わせれば、変な持ち方のクセはつきません。
高嶋さん: ほぉ！　そういうものなんですね。うちの子たちは、「小夏」さんの器に書いてある名前で、自分の名前の文字を覚えましたよ。
高橋さん: ありがたいです。

安心して楽しく街歩きができるのが銀座の魅力

高嶋さん: 高橋さんは、このGINZA OFFICIALの運営をされているんですね。
高橋さん: もともとIT関係ということもあり、携わせていただいています。主に今後の展開や企画を考えています。
高嶋さん: 特に力を入れているところは？
高橋さん: 街のインフォメーション充実させ、円滑に見ていただけるように進めています。今後は、銀座へ訪れる方々が街に来てからも使えるよう、スマホで街の情報を引き出しやすくするのが課題ですね。いずれは、銀座の街の地図アプリも作りたいです。
高嶋さん: オリンピックまでに、さらに充実していたら、海外の方からも喜ばれそうですね！　銀座の街の魅力は何だと思いますか？
高橋さん: 大通りから少し入るとおもしろい店に出会えるのが、銀座の魅力だと思います。都心の街は、昔から続くお店が淘汰されつつありますが、銀座は昔の店と新しい店がうまく共存し合っているのがいいところ。
高嶋さん: 確かに歩いていて楽しいです。
高橋さん: 街がきれいで平和というのも、銀座の魅力ですね。街歩きをするには最高の街です。ですので、ホームページでもそういう裏道のおもしろいお店もこれからどんどん紹介していきたいですね。

次回のゲストは……？

高嶋さん: 次回のゲストをご紹介いただけますか？
高橋さん: 銀座の老舗グランドキャバレー「白いばら」の代表取締役大住一誠さんです。銀座の街の中に突如現れる昭和の香りがする怪しい外観の「白いばら」ですが、中は一度入るとやみつきになるエンターテインメント空間です。女性でも楽しめる場所だと思いますので、是非お話を聞いてみてください。