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銀座のおもてなし

ユニバーサルマナー検定

ユニバーサルマナー検定とは、自分とは違う誰かの視点に立ち、適切な理解のもと、行動するためのスキルマナー「ユニバーサルマナー」の理解と定着を目的とした検定事業です。高齢者や障害のある方、ベビーカー利用者など、多様な人々の特徴や心理状況を知り、そのうえでケースバイケースの適切なサポートができるよう、ユニバーサルマナーを実践するための「マインド」と「アクション」を体系的に学ぶことができます。

銀座では、これまでに計12回、約400人近くが受講していることに加え、趣旨に賛同していだき全従業員を受講させるよう研修の一環に組み込む企業もあることから、銀座地区全体では更に多くの方々が、ユニバーサルマナー検定を通して得られた知識やマインドを日頃の接客や日常生活で活かしています。

建物の間⼝や敷地が小さく、⼤⼿デベロッパーによる大規模な開発はおこりくい銀座では、個性的な中⼩専⾨店・飲⾷店が集まり、それらの店をめぐる街歩きの楽しさが、銀座の魅⼒を⽣み出してきました。
しかしそんな銀座の課題のひとつに、「バリアフリー」があげられます。銀座の通りには段差も多く、地下鉄出⼊⼝をはじめエレベーターやエスカレータが整備されていない場所も少なくありません。また、ビルや店内にも⼊⼝の段差、狭い階段、狭いトイレが多く⾒られます。少しずつ改善はしつつありますが、既存の空間をすべて改装することは、不可能といってよいでしょう。⾼齢化が進み、30年後には⼈⼝の35%が⾼齢者になるといわれています。その時には今の⾃分も⾼齢者のひとりです。特別な⼈のためでなく、未来の⾼齢者である⾃分を含めた多様なお客様を安⼼・安全な銀座でおもてなしするために、街歩きの際に役⽴つ情報を発信したり⾼齢者・障害者のお客様に声をかけ、お⼿伝いできることをお聞きし協⼒するというソフト⾯の対応で、ハード部分のマイナスを積極的にカバーしていきたいと考えています。

銀座で働く⼈たちがAED講習を受講したり、AED設置マップを作成していることもハードを補う取り組みの一つです。また、銀座公式ウェブサイト「Tokyo Ginza Official(www.ginza.jp)」では、バリアフリートイレのマップを掲載しています。銀座地区内の多機能トイレの場所、オストメイト対応、ベビーベッドなどの設備がわかるトイレの⾒取り図と内部の動画を紹介しています。また、銀座で働く⼈ひとりひとりが、未来の⾼齢者である⾃分を含め、障害を抱える多様な⼈たちの⽴場から街や店を⾒て、積極的にコミュニケーションがはかれるように、「ユニバーサルマナー検定」の受講を進めています。
今後も受講者を拡大できるよう継続していきます。

G2020 News Letter Vol.4『銀座では、ユニバーサルマナーの周知に取り組んでいます!』 『ユニバーサルマナー検定』の詳細はこちら

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