街からのお知らせ
今年も銀座ディスプレイコンテストの受賞店舗が決定いたしましたのでご紹介させていただきます。
銀座ディスプレイコンテストとは、約40年前から行われている歴史あるコンテストで、毎年最もディスプレイが華やかになるクリスマスシーズンに銀座全域の店舗を対象に審査を実施しております。
優秀な店舗には表彰を行ない、ディスプレイ写真の展示も開催いたします。
デザインの点で最優秀と認められた店舗 空間活性化により環境への配慮が顕著にみとめられた店舗
ティファニー銀座本店
ミキモト本店
エルメス ジャポン
GINZA SIX
HOUSE OF DIOR GINZA
バーニーズ ニューヨーク銀座本店
SHISEIDO THE STORE
資生堂銀座ビル
銀座通りのカツラ並木
銀座通連合会加盟店のなかで、ディスプレイ(空間デザイン)によって街への貢献と環境への配慮が顕著にみとめられた店舗
松屋 銀座本店
ミキモト本店
GINZA SIX
HOUSE OF DIOR GINZA
資生堂パーラー銀座本店
銀座全域から、ディスプレイ(空間デザイン)によって街への貢献と環境への配慮が顕著にみとめられた店舗
継続的な努力・成果も評価し、下記3賞各数店ずつ、計11店舗を選出
◆金賞 最優秀と認められた店舗
◆銀賞 優秀と認められた店舗
◆奨励賞 新しい可能性と将来への意欲を期待できる店舗
ロロ・ピアーナ 銀座並木通り本店
銀座英國屋
ギンザのサヱグサ
ルイ・ヴィトン銀座並木通り店
MI-Garden GINZA by MITSUBISHI MOTORS
スターバックス リザーブストア 銀座マロニエ通り
ココマイスター銀座店
TASAKI 銀座本店
ブリオーニ銀座店
ヤマハ銀座店
銀座天國
会 場: | 三井住友銀行 銀座支店 ATMコーナー 中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 1F |
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期 間: | 2020年1月11日(土)〜2月28日(金) |
時 間: | ATM営業時間(月~土曜日 7:00〜24:00、日曜日 7:00〜21:00) *最終日は15:00まで |
審査期間: | 2019年12月2日(月)~12月13日(金) |
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対象店舗: | 銀座全域の店舗 *銀座通連合会優秀賞は、対象を銀座通連合会加盟店に限る |
審査対象: | 店舗のショーウィンドウ、ファサード、外観などのディスプレイ(空間デザイン) |
審査方法: | 日本空間デザイン協会員と銀座通連合会販売促進委員会による。 予備審査で80店舗程度をノミネート。最終審査で入賞店舗を決定。 |
スケジュール: | 予備審査 2019年12月3日(火) 街頭審査 2019年12月7日(土)~12月13日(金) 最終審査 2019年12月17日(火) |
審査員: | 日本空間デザイン協会 銀座通連合会 販売促進委員会 |
表彰式: | 2020年1月10日(金) 銀座通連合会賀詞交歓会席上にて |
銀座ディスプレイコンテスト審査委員長
山田昌之 (日本空間デザイン協会)
今回は銀座全域から優れたディスプレイが91点ノミネートされ、各賞の選定となりました。
バラエティに富んだディスプレイで、光、映像、動きなど様々な手法を巧みに利用していましたが、来年に迫ったオリンピックに向け、多様な人々へのコミュニケーションが意識されているためか、例年に比べて、洗練された抽象的なデザインよりも、わかりやすい表現が目立ったように思います。動物のモチーフやアナログな手法で全体に温かみがあり、やさしさを感じさせるデザインが多くみうけられました。災害などの多い社会情勢から人間性の回復を求めている側面もあるかもしれません。
一方、日本空間デザイン協会受賞作の中には、表面のデザインからだけではわかりにくい多様なテーマを含んでいるディスプレイもありました。地球環境への警鐘や、創業精神への回帰など、その企業の本質と方向性をベースに、一見して理解できずとも想像力を刺激し考えるきっかけとなる表現に、未来に向けての新しいメッセージを感じました。
空間デザインにおいてこの数十年、ウインドウからファサードデザインまで、様々な技術革新を反映しつつ、各店の存在感が銀座という街の価値をあげてきました。
近年は新しいテクノロジーによって、店からの一方的な情報発信でなく、来街者が個々にウインドウと対話し、リアルタイムで街にかかわり、SNSなどで一緒にメッセージをつくり発信するようになっています。
銀座の空間デザインは「街をどう表現するか」という段階になったと言えます。
このたび1丁目から8丁目まで整った銀座通りのカツラの並木は、これから銀座の新しい顔として、5年後、10年後の街の景観を変えていくに違いありません。地下鉄銀座駅は改修中ですが、地下通路の店舗ゾーンとの切り替えも街づくり意識が反映されていますし、これまでにないようなウインドウ展開や面白い新しい業態の店舗も現れています。
ディスプレイコンテストを始めて40年の今年、時代の変わり目に、今まさに街をつくっていく過程であることが、空間デザインの手法にも表現にも強く感じられた銀座でした。