旦ナビ
2019.07.01
今回のゲストは、1792年創業の仏壇・仏具専門店、株式会社安田松慶堂の代表取締役 安田元慶さんです。332社からなる全国の宗教用具協同組合の青年部部長も務められている安田さんは、革製品をこよなく愛されているとのことで、今回は「銀座の革と川」をテーマに銀座のおすすめスポットをご紹介いただきました。
まずはじめに伺ったのは、日本の革製品を扱うお店「C.O.U.銀座店」さんへ。
少年時代から野球が好きで、今でも草野球を楽しむという安田さん。革製品との出会いは、野球のグローブだったということで、使えば使い込むほど身体の一部のように手と一体となる経験から、今では身近なお財布からビジネスツールまで、数々の革製品を愛用されています。
そんな安田さんが初めて購入したワイルドスワンズさんの長財布。上質な革、コバの仕上げなど、職人さんのこだわりや息遣いを感じ、何度か通い購入を決めたとのこと。
現在では、小学生の息子さんに受け継がれ大事にされています。時間を経てこそ美しく、そのひと“らしさ”が見えてくる革製品。伺ったこの日は、無料のアフターサービスとして店員さんがピカピカに仕上げてくださいました。
ジブリ美術館の巨人兵や汐留・日テレ大時計などを手掛ける鯱丸邦生さんがデザインされた独創的でユニークな店内。オススメの商品は6月に発売されたばかりというイングリッシュブライドルという素材のシリーズ。
北米産アンガス牛の成牛を使用した厚くて丈夫なステアレザーは、強度と耐久性が高く、折り曲げた際のシワも細かく目立ちにくいことが特徴です。マットな表情は使い込むことで徐々に光沢を増し、同時に色も深まっていくそう。
ワイルドスワンズさんの革小物はビジネスシーンのみならず、色とりどりでファッショナブルな小物・カバンも展開されています。
ご自身のお気に入りの品をみつけに、またプレゼントを探しに行ってみてはいかがでしょうか。
つづいて伺ったのは、銀細工、革小物、結婚指輪を取り扱うお店、「ichi銀座店」さんへ。
学生時代、当時流行していたシルバーアクセサリーやインディアンジュエリーが大好きだったという安田さん。当時を彷彿とさせる革財布とシルバーパーツのロゴの組み合わせに惹かれて財布を購入し、またそのデザインに合わせてキーケースもオーダーし愛用しているとのこと。他にはない一点ものの個性的なデザインが気に入っているそう。
工房とショップが一体となっている店内には、革小物やジュエリー、手ぬぐいなどが展示され、奥からは職人さんがトントンと革を鞣す作業を行う音が聞こえてきます。職人さんが直接、製品の特長やお手入れのアドバイスなどの説明をしてくださります。日本の伝統工芸品のように、長くお供させていただく良い製品を提供したいと話す代表の小池さん。実際に製品を作っている職人さんが製品を説明してくれることもあり、店内では会話がはずみます。
金具の部分は年数が経つとどうしても壊れてきてしまいますが、部品は交換できるので是非お直しをして使い続けてほしい、とのこと。麻糸の交換も可能です。一つの製品を永く、一生大切にするその姿勢からは職人さんの意地を感じさせられました。
Ichi銀座店安田さんの営む安田松慶堂からほど近い場所にある築地川采女橋公園のあたりには、その昔築地川が通っており、かつて銀座には、三十三間堀、外堀など、水の都と言っても過言ではないほどの運河がありました。
公園内にはたくさんの植栽があり、季節ごとに表情を変えるとてもきれいな公園です。特に春には桜が綺麗に咲き、安田さんのとっておきの安らぎスポットだそう。敷地内には果樹とハーブの見本園もありました。
付近で仕事をする人たちの憩いの場ともなっており、まさに都会のオアシス。石型ベンチに腰を掛け、自然を感じながら昔の東京に思いを馳せるのも良いかもしれませんね。灰皿のある数少ない貴重な公園です。
築地川采女橋公園2017ミスアース群馬代表・全国大会4位ミス・ファイアー受賞。同年2017Miss Tourism queen of the year世界大会へ日本代表として出場し、各国の出場者達の投票によって決まる、ミスフレンドシップ賞を受賞。現在はモデル・MCとして活躍中。
All List