CSR・CSV
世界の銀座に、途上国ブランドの輝きを
2020.09.02
「銀座×CSR・CSV」第38回で紹介させていただくのはマザーハウスです。2006年の創業以来、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をフィロソフィーに掲げ、バングラデシュの革製品をはじめとした「モノづくり」を通じて、「途上国」の持つ可能性を世界に発信してきました。今回は創業当初から夢に掲げ、2020年8月に念願のオープンを果たした銀座店で、その魅力と想いについて、コミュニケーションデザイン部門マーケティング・広報マネージャーの小田靖之さん、店舗統括責任者(銀座エリア担当)の西谷廉さんにお話を伺いました。
店舗統括責任者(銀座エリア担当)の西谷廉さん
8月にオープンした銀座店
「バン」と苔山を掛け合わせたオブジェクト
バングラデシュで生産された革製品
カシミヤとシルクで作られた、ネパール産のストール
代表取締役兼チーフデザイナーの山口絵理子さんがプロデュースした
「e.(イードット)」ブランドのディスプレイ
ミャンマーを産地とした天然無処理のルビー
スリランカ産の2色の宝石を組み合わせた「Day and Night Shizuku」シリーズ
コミュニケーションデザイン部門マーケティング・
広報 マネージャーの小田靖之さん
回収したレザーから生まれた世界に一つのリメイクプロダクト「RINNE」
生産国の職人たち。毎年生産者を日本に招いて店舗イベントを開催してきた
昔ながらの方法で生地を織り上げるインドの職人
西谷 廉
1993年兵庫県生まれ。 関西学院大学総合政策学部国際政策学科卒。 大学在学中にマレーシアやアフリカ・ザンビアでの現地NGOインターン経験を経て、国籍や宗教、育った環境の違いが無意識に差別や偏見を生んでいることに問題意識を持つ。人の持つ可能性を伝え、人と人とをつなぐ仕事をしたいという思いから、2017年マザーハウス新卒入社。店長としては銀座店が3店舗目。小田 靖之
1979年、東京上野生まれ。中学時代に初めて行った米カリフォルニアの環境や生活に影響を受け、19歳から23歳まで、カリフォルニアで大学に通いながら、映画、映像の現場で働き、アート、写真、ファッションに興味を持つ。日本に帰国後は写真業界に進むものの、業界の構造や働き方に疑問を抱き、1カ月で退職。その後、アプリ開発や永田町でのシンクタンクの立ち上げを経験し、自分が表現したいことを目指し25歳の時、独立。ギフトの会社に始まり、広告代理店、飲食店、アプリ開発、学校運営など様々な事業を立ち上げる。起業し10年過ぎたころ、社会との繋がりや自身の会社や仕事が誰の役に立っているのかが見えなくなり、知人に会社を譲り、ちょうどその時に出会ったマザーハウスに転職。半年間の店舗勤務を経て、現在はマーケティングと広報、インターンの採用責任者。3児の父親でもある。今井 麻希子
株式会社オルタナ取材・文:今井麻希子 / 企画・編集:株式会社オルタナ
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