金指潔×高嶋ちさ子

2016.03.29

バイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんがゲストの方に、銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、「東急不動産ホールディングス株式会社」の代表取締役会長、金指潔さんです。

趣味はコーラス。被災地支援プロジェクト「やっぱ銀座だべ」で披露

高嶋さん: 金指さんご自身のことについて聞かせてください。ご趣味は？
金指さん: 音楽が好きですね。特にクラシック。中でも特にヴァイオリンが好きです。
高嶋さん: あらうれしい！そうなんですね！　よくコンサートには行かれるんですか？　好きなアーティストは？
金指さん: 特に好きなアーティストが決まっているわけではないけれど、良くコンサートには足を運んでいます。個人的にもコーラスグループに参加をして歌っているんです。月１回は集まって練習してますよ。
高嶋さん: そんなに音楽がお好きなんですね。どこかに所属されているんですか？
金指さん: いや、自分で立ち上げたんですよ。会社を辞めたときの趣味として、数人で始めたのがきっかけで。そのうちだんだん人が集まって来ちゃって、今では約20名にまで大きくなりました。
高嶋さん: どこかで発表されているんですか？
金指さん: 東急不動産ホールディングスは、東日本大震災の被災地経済復興を支援するプロジェクト「やっぱ銀座だべ」という活動を支援していて、その活動の一環で気仙沼で発表させていただいたり、都内の老人ホームでも定期的に発表の場をいただいています。私たちが歌うとみんな泣いてくれるんですよ。高嶋さんもいつか支援活動に来てくださいね。
高嶋さん: 素晴らしいですね。何かあればいつでもおっしゃってください！

「やっぱ銀座だべ」銀座でのイベントの様子

銀座に対する想い

高嶋さん: 最後に銀座に対する想いを教えてください。
金指さん: やはり、日本の中で銀座って特別な街なんですよね。
高嶋さん: 特別とは？？
金指さん: 商業地として日本一であることからも分かるように、誰もが銀座と言ったら知っている。個人的にもハレの日には銀座に来ていたので、今回、そういう街の一角に施設を作れることは大変嬉しいですね。
高嶋さん: その分何か大変なことや、気にしていることなどは？
金指さん: 何といっても街や地元の皆さんと一緒になって考えることだと思います。
高嶋さん: 全銀座会とか？
金指さん: もちろん、全銀座会の皆さんも。今まで地元の方々が大切に創り上げられてきた「銀座」という街の文化があるから、新規開発によって壊すわけにはいかないと思って計画を進めてきました。
高嶋さん: 東急プラザ銀座は銀座の街に馴染みますか？
金指さん: 開発段階から街並みに馴染む外観や、街を訪れる人の滞在空間としてパブリックスペースの設置など意識をしてきました。それに、今回は隣接した数寄屋橋公園も一体で整備をして、そこに面する東急プラザ銀座の１階に地域のインフォメーションコーナーも設けます。これは、東急プラザ銀座が銀座散策の拠点になればと思って進めた計画なんですよ。施設は開業してからが本番ですので、これまで手がけてきた施設同様、お客様の声をしっかりと聞いて、地域と連動したイベントなども手がけていきたいと考えています。ぜひ楽しみにしてご来場いただきたいですね。

高嶋ちさ子

ヴァイオリニスト。6歳からヴァイオリンを始め、海外で活躍後、日本に本拠地を移し、全国各地でコンサートを行っている。現在は、演奏活動を中心としながらも、テレビやラジオ番組の出演などでそのキャラクターが評価され、活動の場はさらに広がりを見せている。

高嶋ちさ子オフィシャルウェブサイト

金指潔

東急不動産ホールディングス株式会社　代表取締役会長 1968年に早稲田大学卒業、東急不動産入社。都市事業本部長、東急ホーム社長などを経て、 2008年東急不動産社長に就任。2013年から現職。

取材・文：高橋瑞穂　取材場所：東急不動産ホールディングス

高嶋ちさ子　ニューアルバム「Strings on Fire」　絶賛発売中！

高嶋ちさ子待望のニューアルバム「Strings on Fire」がリリース！今作は次男（6歳）のチェロと共演した「いつか二人で」を含め3曲オリジナル作品を収録。それ以外にもクラシックのスタンダードナンバーなど珠玉の全12曲収録。大人気漫画「NARUTO -ナルト-」の作者・岸本斉史氏による描き下ろしスペシャル・ジャケットが封入。 20th Anniversaryを迎えた、色物ではない“本物”のヴァイオリニスト高嶋ちさ子の新境地とも言える移籍2ndアルバム堂々完成。

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