鈴木功一×高嶋ちさ子

2013.12.06

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんに、ゲストの方をお迎えして銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、銀座を代表する喫茶店「カフェド銀座みゆき館」の代表取締役社長、鈴木功一さんです。

銀実会で経験したこと、出会った人々は私の大きな財産です

高嶋さん: 銀実会の企画部長を務められていたそうですね。
鈴木さん: ちょうど「ゆかたで銀ぶら」の企画が始まって2年目の頃だったと思います。銀座通りに氷柱を置いたり、1丁目から8丁目までをどうやって回遊していただくか、イベントの立案などをしていましたね。
高嶋さん: 企画から運営まで大変ですね～。大規模な文化祭みたい！
鈴木さん: この企画は2月から8月まで付きっきりでしたからね。店に出るよりも事務所に顔を出していた方が多かったですから（笑）。でも、やってよかったです。銀実会の場合は、社長やオーナーが自ら動くので、普段会えない人と会えて、目標を共有することができたのは、大きな財産になりました。年齢を超えて、仕事だけではないお付き合いができたと思います。
高嶋さん: 銀座の方ってみなさん個性的で魅力的な方が多いですもんね。
鈴木さん: そうなんです。若者を育てようということに熱心なんですよ。なにかわからないことがあれば相談に乗っていただけるし、いろいろな事を教えていただきましたね。

「銀座を安心、安全な街に」、そんな先輩方の思いをしっかりと受け継ぎたい

高嶋さん: 銀座にお店を出したお父様にありがとうっていう気持ちですか？
鈴木さん: 感謝の気持ちでいっぱいです。でも常にお客様に来ていただくというのは難しいことですからね。何か飲みたいと思ったらコンビニや自動販売機で飲み物も簡単に買える時代にあって、何か光るものがないとダメですよね。
高嶋さん: また新しい人気商品の開発とかどうですか？　次はぜひシュークリームを作って欲しいですね。私、大好きなんですよ。
鈴木さん: 実はうちにもあるんですが……。
高嶋さん: 中身は何ですか？
鈴木さん: カスタードです。
高嶋さん: 私はカスタードと生クリームが半々くらいなのが好きなので、ぜひお願いします（笑）！
鈴木さん: 頑張ってみます（笑）。
高嶋さん: それでは銀座に対する想いをお聞かせください。
鈴木さん: 銀実会を通してお会いした先輩方からは、銀座を安心、安全な街にしたいという真摯な気持ちを教えていただきました。そのために日々努力をなさっていて、銀座を心から愛していらっしゃる……。こんな街は他にはないんじゃないかと思います。私たち若い世代もしっかり引き継ぎたいと思いますね。