津田 彰彦×高嶋 ちさ子

お客様に喜んでいただけるように、よい品をリーズナブルに提供したい。

銀座のシンボルとなるような新しい樹を

高嶋さん

津田さんは、銀座通連合会の販売促進委員長をしていらっしゃるそうですが、具体的にはどういうことをしていらっしゃるのですか？

津田さん

クリスマスのディスプレイや、ウィンドウコンテスト、そして銀座通りの街路樹の検討をしています。

高嶋さん

銀座はクリスマスあたりになると街全体がライトアップされて華やかになりますが、こういうことも銀座の方々のお仕事だったんですね。ミキモトさんのツリーなんかは本当にきれいですよね。

津田さん

ミキモトさんのツリーは有名で、毎年楽しみにしていらっしゃる方も多いんです。
昔は各通り会でバラバラにディスプレイをやっていたんですが、今は連合会がとりまとめていて、テーマを定めて街に統一感を出しています。今年は国際ブランド委員会と共同で「ヒカリミチ」というテーマで電飾を行う予定です。

高嶋さん

ウィンドウコンテストというのは、どういうことをしているのですか？

津田さん

これもクリスマス時期になるんですが、1丁目から8丁目までの表通りと裏通りのお店のショーウィンドウを、数名で見て歩いて、いいなと思うディスプレイを写真で撮影しておいて、後日専門家の方々（日本空間デザイン協会）に評価していただくんです。そして優秀なお店を表彰しています。

高嶋さん

ちなみに去年はどのようなお店が受賞されたのですか？

津田さん

「日本空間デザイン協会賞」「連合会部門優秀賞」「連合会特別奨励賞」と3つの賞に分かれていて、それぞれに受賞したお店が8店舗、6店舗、10店舗とあるのですが、大手資本に負けずに小さい商店もすごくがんばっていました。

高嶋さん

受賞したお店のディスプレイの写真は、どこかで展示されたりするのですか？

津田さん

連合会の新年賀詞交歓会で表彰後、8丁目にある銀座の総合案内所「銀座・ストリートガイド」という施設で2月中旬くらいまで写真が展示されます。銀座を訪れる際にはぜひ足を運んでいただきたいですね。

高嶋さん

今後取り組んでいきたいことはありますか？

津田さん

今まさに取り組んでいる最中ですが、街路樹の整備です。今まで銀座は、道路の反対側にどのようなお店があるかが見渡せるように、道路沿いに高木を植えないようにしてきましたが、ここ数年の夏の日差しの暑さを考えると、高木を植えて木陰をつくらないと快適に歩けません。これまでは銀座といえば柳の木というイメージだったと思うのですが、暑さもしのげ、冬にはイルミネーションもできる銀座の新しいシンボルとなるような木を植樹したいと思います。